「機種変更したいけど、データの移行が面倒で…」「LINEのトーク履歴は消えない?」「写真や連絡先はちゃんと移せる?」——スマホの機種変更で最も不安なのが、データ移行ではないでしょうか。
結論から言うと、2026年現在、データ移行は驚くほど簡単になっています。iPhone同士なら「かざすだけ」、Android同士なら「ケーブル1本」、異なるOS間でも公式ツールで大半のデータが移せます。
もぐら先生が、失敗しないデータ移行の手順を完全ガイドします。
データ移行の前に必ずやること——3つの事前準備
1. バックアップを取る
データ移行に万が一のトラブルはつきもの。必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
| OS | バックアップ方法 |
|---|---|
| iPhone | iCloudバックアップ(設定→自分の名前→iCloud→iCloudバックアップ) |
| Android | Googleバックアップ(設定→システム→バックアップ) |
2. アプリの引き継ぎ設定を確認
以下のアプリは個別の引き継ぎ設定が必要です。一括移行ではデータが移りません。
| アプリ | 引き継ぎ方法 |
|---|---|
| **LINE** | 設定→アカウント引き継ぎをON(36時間以内に移行) |
| **電子マネー(Suica・PASMO等)** | 旧端末でサーバーに退避→新端末で受け取り |
| **ゲームアプリ** | 各ゲーム内の引き継ぎコード発行 or SNS連携 |
| **銀行アプリ** | 旧端末で解除→新端末で再登録 |
| **二段階認証アプリ** | 事前にバックアップコードを控える |
特にLINEと電子マネーは忘れると大事故。機種変更前に必ず設定してください。
3. 旧端末の充電を十分にしておく
データ移行中にバッテリーが切れると、移行が中断して最悪データが消える可能性があります。両方の端末を80%以上に充電してから始めましょう。
iPhone → iPhone のデータ移行
クイックスタート(最もおすすめ)
iPhoneからiPhoneへの移行は「クイックスタート」が最強。ケーブルもPCも不要、かざすだけで移行できます。
手順:
- 新しいiPhoneの電源を入れ、旧iPhoneの近くに置く
- 旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」ポップアップが表示される
- 「続ける」をタップし、新iPhoneに表示される模様を旧iPhoneのカメラで読み取る
- 新iPhoneでパスコードを入力
- Face ID/Touch IDを設定
- 「iPhoneから転送」を選択
- 転送開始(データ量によって30分〜1時間程度)
- 写真・動画
- 連絡先
- メッセージ
- アプリとそのデータ
- Wi-Fi設定
- 壁紙・設定
- 新しいAndroidの初期設定画面で「データのコピー」を選択
- USBケーブルで旧Androidと新Androidを接続
- 旧端末でコピーを許可
- 移行するデータを選択
- 転送開始
- 新Androidの初期設定で「iPhoneからコピー」を選択
- ケーブルでiPhoneとAndroidを接続(推奨)
- iPhone側で許可
- 移行するデータを選択して転送
- iPhoneの初期設定画面で「Androidからデータを移行」を選択
- Android側で「iOSに移行」アプリを起動
- 表示されるコードを入力して接続
- 移行するデータを選択して転送
- バックアップを取る(iCloud or Google)
- LINEの引き継ぎ設定をON
- 電子マネーをサーバーに退避
- ゲームの引き継ぎコードをメモ
- 二段階認証のバックアップコードを控える
- 両方の端末を充電
- iPhone同士 → クイックスタート(かざすだけ)
- Android同士 → ケーブル接続
- OS違い → 公式移行ツール
- アプリの動作確認
- 旧端末のデータ消去(問題なければ)
- パスワード管理ガイド — 機種変更後のパスワード移行も忘れずに
- 格安SIM乗り換えガイド — 機種変更と同時にSIMも見直そう
移行されるもの:
iCloudバックアップから復元
クイックスタートがうまくいかない場合や、旧端末が手元にない場合はiCloudバックアップから復元します。
Android → Android のデータ移行
ケーブル接続(最もおすすめ)
Android同士の移行はUSBケーブルで接続する方法が最速・最確実です。
手順:
ケーブルがない場合はWi-Fi経由でも移行可能ですが、速度はケーブルの方が速いです。
Googleアカウント経由
連絡先、カレンダー、写真(Googleフォト)などはGoogleアカウントに紐づいているため、新端末で同じGoogleアカウントにログインするだけで自動同期されます。
iPhone ↔ Android の移行
異なるOS間の移行は、専用ツールを使います。
iPhone → Android
「Androidに移行」アプリ(Google公式)を使います。
移行できるもの: 連絡先、写真・動画、カレンダー、メッセージ
移行できないもの: iCloud専用データ、Apple Music購入曲、一部アプリのデータ
Android → iPhone
「iOSに移行」アプリ(Apple公式)を使います。
移行できないデータとその対処法
| データ | 対処法 |
|---|---|
| LINEのトーク履歴 | 事前にLINEアプリ内で引き継ぎ設定。異なるOS間では一部制限あり |
| 電子マネー残高 | 旧端末でサーバーに退避→新端末で受け取り |
| ゲームのセーブデータ | 各ゲームの引き継ぎ機能を使用 |
| 銀行・決済アプリ | 旧端末で解除→新端末で再登録(本人確認が必要な場合あり) |
| 二段階認証 | 事前にバックアップコード保存。Google Authenticatorはアカウント移行機能あり |
やってはいけない!データ移行の失敗パターン
1. 引き継ぎ設定なしでLINEを移行しようとする
LINEの引き継ぎ設定をONにせずに機種変更すると、トーク履歴が完全に消える可能性があります。必ず事前に設定→引き継ぎON。
2. SuicaやPASMOを旧端末から削除せずに移行
電子マネーは1台のスマホにしか登録できない仕組み。旧端末でサーバーに退避してから新端末で受け取る手順を踏まないと、残高にアクセスできなくなります。
3. 移行完了前に旧端末を初期化する
移行が完全に完了したことを確認するまで、旧端末のデータは消さないでください。最低でも1週間は旧端末を手元に残しておきましょう。
4. 二段階認証アプリの移行を忘れる
Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorのバックアップを取らずに旧端末を手放すと、各サービスにログインできなくなります。
結局どうすればいいの?もぐら先生の結論
機種変更データ移行の鉄則は「事前準備が9割」。
機種変更の1日前にやること:
機種変更当日:
機種変更後1週間:
よくある質問(Q&A)
Q. データ移行にはどれくらい時間がかかりますか?
A. データ量によりますが、64GBのiPhoneでクイックスタートの場合約30〜60分。128GB以上の場合は1〜2時間見ておきましょう。Wi-Fi環境が安定していることが重要です。
Q. 写真が多すぎて移行に時間がかかります。いい方法は?
A. Googleフォトに写真をバックアップしておけば、端末間の移行量を減らせます。新端末でGoogleフォトアプリからダウンロードすれば、移行時間を大幅に短縮できます。
Q. 格安SIMに乗り換えと同時に機種変更する場合は?
A. データ移行→SIM切り替えの順番がおすすめです。先にデータ移行を済ませてから、SIMカードの差し替え(or eSIMの設定)を行いましょう。
Q. 古いスマホのデータ消去はどうすればいいですか?
A. iPhoneは「設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→すべてのコンテンツと設定を消去」、Androidは「設定→システム→リセットオプション→すべてのデータを消去」で初期化できます。下取りに出す場合は必ず実行してください。
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